「男はつらいよ」を映画館で観るのは、私の夢でした。
私が「男はつらいよ」を好きになったのは、惜しくも渥美清さんが亡くなってかなり経ってから。山田洋次監督のインタビューで“「男はつらいよ」は映画館でドッと笑いが起きる”ことを知り、“そんな想いの共有も映画の魅力”に共感したのがきっかけでした。 そして今日、渥美清さんが亡くなって10年となる8月4日に、「男はつらいよ」映画館特別上映が始まりました。(松竹の上映スケジュールのページ) 私は8月中旬に、お気に入りの第15作「寅次郎相合い傘」を見に行く予定だったのですが、寅さんから元気をもらいたくって、急遽今日も行くことに。 会場には、若い人の姿もちらほら(1割弱だけど)。初回上映の11時だったので、満席ではありませんでしたが、会場にいる皆さんが寅さんの事好きなんだな〜と思うと、その場にいるだけで幸せ気分になりました。 映画開始。しょっぱなから会場のみなさんとクスクス笑い。吉本並のお笑いシーンも何度かあるのですが、会場大爆笑で「私が夢に描いていたのはこれだ〜〜!」。 山田監督おっしゃる通り、たくさんの笑いと感動を共有できる映画の魅力を感じることができました。 また、この第1作を観るのは久しぶりだったので、改めて見所の多さに驚きました。 この回では、博さんが、さくらさんに想いをぶちまけるシーンがとても好きです。 さくらさんにフラれたと思い込んだ博さん、それでも押さえきれない想いを、家族みんなもいる前で告白するのです。若い…青春… 博さんの純粋で煮えたぎるほどの熱い想い。さくらさんの事をどれだけ好きだったのか、生きがいだったのか痛い程よく伝わってきて、かなり泣けました。 (予告上映も含め6〜7回は泣き、ハンカチもヨレヨレ) さてさて上映後は、山田監督と竹下景子さんの舞台挨拶もあり、その後お二方も参加の「渥美清写真展」のテープカット式もありと、充実した日になりました。 ※予告上映の中で興味あった作品をメモメモ。 「武士の一分」、「幸福な食卓」、「地下鉄(メトロ)に乗って」…丸ノ内線が登場するし、小林武史さんの音楽も素敵だった
by sasakiasumi
| 2006-08-04 19:34
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